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映画「抱擁のかけら」 [映画]



期待が大きいと失望した時の度合いが深くなるのが世の常。でも、人間って分かっていても期待や
希望を抱いてしまうもの。だってそれが生きていく糧となってるから!

大げさなことを言ってしまいましたが、何が言いたいかといいますと、この映画「抱擁のかけら」、期待
しすぎてしまってガックリ度大だったってことです(笑)
監督がスペインの鬼才(と言われているらしい)ペドロ・アルモドバル。前作の「帰郷ボルベール」って
いう映画がとってもよかった!で、ヒロイン役がスペインの至宝(と言われているらしい)ペネロペ・クロス。
彼女の「帰郷」での演技がとてもよかった!
この2人が再びタグを組んで、どんな素敵な映画になるのだろう~ワクワク、期待に胸はふくらむ~
ふくらむぅぅぅ~・・・・・・ぅぅぅぅぅぅ・・・しぼんだっ[バッド(下向き矢印)]

なんだかすごく長く感じたんですよね。話が現在と過去と何度も入れ替わってて、エピソードが
てんこ盛りで、ペネロペの演じる女性がいまいち奥行きのない人物で、いろんな要素があって、
盛り上がりに欠けてしまった感じです。

でも、監督の色彩感覚は健在で、お部屋のインテリアとか、ペネロペの洋服とかすごく印象的
でした。インテリアや食器とか、食卓のコーディネートとかすごく私好み。あんな風に「色彩」を
上手に操れたらな~って思います。私は結局無難な「白」でまとめちゃいがちなので。

映画館、かなりガラガラでした。こんなに空いてる映画館で見るのも久しぶりです(笑)
かなりマニアックな映画なんですよね。スペイン映画なんて、みんなあんまり興味ない
でしょうし。でも、映画ファンとしては、アバターみたいなメジャーな作品ばかりではなく、
こういうマニアックな映画もたくさん上映して欲しいな~と切に願います。

余談ですが、エンディングの歌がよかったです。フラメンコ界の貴公子(これは勝手に私が
言ってる・・)、ミゲル・ポヴェタが歌ってます。
この歌のようには映画が盛り上がらなかったのが返す返すも残念・・・よかったら聞いてみて
下さいまし!
http://www.youtube.com/watch?v=E3CJiJX-qLE

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