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最近発見した親切・・またはおせっかい? [書籍]

今年は太宰治の生誕100年なんですね。
太宰作品の映画や舞台とか、いろいろ製作されるみたいですね。
私、恥ずかしながらこの年齢になって初めて「人間失格」を読みました。
この機会を逃すと、一生読まない気がして、恐る恐る手にしてみました。

で、感想はさておきさておき・・・びっくりしたことがあります。

最近新しく発行された文庫本を買って読んだのですが、文章の中にやけ
に「*」マークが出てくるのです。しばらく、それが「注釈」のマークだってことに
気づきませんでした。

「すぐ気付けよ!」って思いますよね?でも、今までの書籍と「注釈」のつけ
方が明らかに違うのです。

たとえば、「袴」、「籐椅子」、「通俗」、「おべっか」、「下男」、「下女」なんて
言葉に一つ一つ注釈がついているんです~!!
「通俗」:世間一般・・・「下男」:召使の男・・・ってな感じで説明がついてる
んです。

「五里霧中」とか「酒池肉林」なんて四字熟語にも丁寧に説明がついて
ます。最近、四字熟語わかんない人多いですしね・・・
自分の作品で、「馬耳東風」に注釈が付いてるなんて知ったら、太宰さんも
さぞかしびっくりされることでしょう。

この小説、読者は「この主人公は自分だ、という人とそうでない人にわか
れる」そうです。
なるほどね。さて私はどちらだったでしょう・・?


人間失格 (ぶんか社文庫 た 8-1)

人間失格 (ぶんか社文庫 た 8-1)

  • 作者: 太宰治
  • 出版社/メーカー: ぶんか社
  • 発売日: 2009/06/15
  • メディア: 文庫



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