アルハンブラの夢

西日暮里駅の近くに、「アルハンブラ」というスペイン料理のお店があります。
なんでも、創業が１９７１年だそう。まさに老舗ですね。
そのお店には、フラメンコ専用のステージがあり、お食事をしながらフラメンコを
楽しめるようになっています。スペインではそういうお店を「タブラオ」と呼んでいる
そうです。
日本ではスペイン料理店はたくさんありますが、「タブラオ」となると、都内でも数は
まだまだ少ないようです。

「アルハンブラ」で躍る、、、これはフラメンコを習っている人にとっては（人によるの
かな？）、本当に特別なことです。
私も、いつか踊れたらいいな、とは思っていましたが、そんなレベルには全然全然
ほど遠く、そんな夢もすっかり忘れていました。

が、なんと先週、「アルハンブラ」のライブに出演する機会をいただいたのです。
お話をいただいた時は、ちょっと無理かな、お断りしようかなと思ったのですが、ここ
で断ったら、私は一生「アルハンブラ」で踊れない！と思い、一大決心で出演させて
いただくことになりました。

１週間前から、緊張のあまり、どうもお腹の調子が悪い・・・あ～、やっぱりお断り
すればよかった・・・と弱気になったり・・・いやいや、出ると決めたからには、なんとか
やりきらねばと思ったり。

当日は、緊張ＭＡＸ！
初めてのライブですから、分からないことだらけ。メイクやヘアのセットなんかも、要領
悪いし、踊る以外にも歌ったり、なんだかんだとやることいっぱい！！！
ひえぇぇ～、ライブってこんなに大変だったんだぁぁぁ
お客さんの前で躍るなんて、百万年早かった・・というのが率直な感想です

結果は散々・・・でしたが、学ぶことは本当に多かったです。あきらめず、がんばって出てよかった。
バックのギターさん、カンテ（歌い手）さん、素晴らしかったです。
励まし、支えてくれたメンバーのみんなには深く感謝です。
そして、こんな出来の悪い生徒をステージに上げて下さった先生には本当に言葉にならない
くらい感謝です。普通の教室では、ありえないです。

ほろ苦い経験ではありましたが、１つ夢が叶いました。
がんばって続けてきてよかったなぁ。
そして、心身ともに疲労困憊でした